ブルーアイド
ソウルの先駆者と言えばSteve Winwoodです。黒人への差別は持っていても、ブルースや
ソウルを愛する白人にとっては黒人のように歌うというのは憧れでありましたが、誰でも真似出来るものではありませんでした。Steve Winwoodはまだ10代の頃からレイチャールズのように歌える天才シンガーとして世に出てきます。スペンサーデイヴィスグループを経て、トラフィック、ブラインドフェイス、様々なセッションを経て77年に初めてリリースされたソロアルバムになります。
1. Hold On
2. Time Is Running Out
3. Midland Maniac
4. Vacant Chair
5. Luck's In
6. Let Me Make Something In Your Life
リズム&ブルースからサイケデリック、カントリーロックなど、時代のスタイルに合わせてきましたが、ソロになって純粋に
ソウルミュージックを演奏しています。プロデュースはChris Blackwell、Jim Capaldiや嫁さんのNicole Winwoodなどが参加しています。ファンク色も加わった70年代的な
ソウルミュージックをやっています。既にディスコやパンクが登場している頃ですが、彼の
ソウルフルな歌を聴きたいファンにとっては、流行に関係なく待ちに待った作品になっています。
これまでもバンドの中で
ソウルフルな曲もやっていましたが、余計なものを排したソウル作品は珍しいものであり、ファンが求めていた内容になっています。彼はオルガン奏者でもありますが、ギターやシンセなど、マルチな演奏も披露しています。中にはブラインドフェイスのようなプログレッシヴなカントリーロック曲もありますが、アメリカにおけるソウルブームに近づこうとしています。よりアメリカ的な趣向になっていきますが、このアルバムはブリティッシュな臭いがプンプンしています。
Hold On
Time Is Running Out
Midland Maniac
Vacant Chair
Luck's In
Let Me Make Something In Your Life
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