79年のアルバムです。プロデューサーはColin Thurstonになり、ドラムがMartin JacksonからJohn Doyleに代わっています。ファーストはロキシーっぽかったのですが、セカンドではイーノの初期の頃のようなサウンドになっています。イギリスのパンクバンドはグラムロックの影響がありますが、ニューウェイヴ系はロキシーなどの影響があります。どちらも下手ウマでもロックミュージシャンになれると言う自信をもたらしていますが、ロキシー系はジャーマンロックなどのセンスが受け継がれています。
1. Feed The Enemy
2. Rhythm Of Cruelty
3. Cut Out Shapes
4. Talk To The Body
5. I Wanted Your Heart
6. The Thin Air
7. Back To Nature
8. Believe That I Understand
9. Permafrost
ジョイディヴィジョンなどの退廃的な雰囲気は似ています。ビートをシンプルにしている分、後のテクノ感覚も既に持っています。ニューウェイヴバンドの中ではあまり成功した方ではないバンドですが、後に出てくるバンドに多大な影響をもたらしている事が分かります。Howard Devotoのボーカルは芝居がかってきてて、これもグラムロック的であります。イギリスの伝統芸とでも言えますが、それだけにこのバンドからインスピレーションをもらったバンドが後に続いてきます。
ファーストに比べるとキーボード、特にアナログシンセの使い方がシンプルになっています。それよりも疾走感のあるビートに重点が置かれるようになっています。ギターにしてもベースにしてもフランジャーなどのエフェクト処理が目立ちますが、これはイーノの影響だと思います。それに近い感じのシンセの音色を使って、ファーストではバンドサウンドから浮いていたキーボードサウンドをバンドに馴染ませています。バンドとしてよりまとまった名盤です。
Full Album
VIDEO
Give Me Everything
VIDEO I Love You, You Big Dummy
VIDEO Rhythm of Cruelty
VIDEO TV Baby
VIDEO
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