99年のアルバムです。前作がポップ過ぎたので、かなりハードでドライブ感のあるサウンドになっています。デジタルサウンドも加えていますが、あくまでも効果音的な使い方であり、バンドサウンドが軸になっています。かなり力が入っていて、当時の彼等が出来る最大限のアイデアを詰め込んだ内容になっています。しかし、売り上げはがた落ちして失望したStuart Adamsonは脱退してしまいます。彼が参加した最後の作品になります。
1. Driving To Damascus
2. Dive In To Me
3. See You
4. Perfect World
5. Somebody Else
6. Fragile Thing
7. Teh President Slipped And Fell
8. Devil In The Eye
9. Trouble The Waters
10. Bella
11. Your Spirit To Me
12. Grace
ブリットポップ、デジタルロック、ブレイクビーツも含めたアレンジで前作で出来なかった事を補うようにパンクっぽさが蘇っています。その分アメリカ的なものが薄れてイギリス人受けしそうな内容になっています。日本人も好きなスタイルだと思いますが、既に知名度が下がっていますのでまったく売れていません。イギリスでもこれは迷走だと思われたのかもしれません。ポップになり過ぎているのでしょうか、それだけ曲はいい曲ばかりです。
これだけ力を注いで売れなければ誰でも失望する事でしょう。脱退したStuart Adamsonは後に復帰してライブツアーを行いますが、その後バンドを解散させます。そして2001年にStuart Adamsonは首を吊って自殺します。バンドは完全に消滅したかのように思われましたが、残されたメンバーで再結成が成されます。実質のバンドの最後のアルバムとも言えます。らしくないくらいにポップでカッコいい売れるロックアルバムになっています。本来なこれで順調に事が進むはずでした。売れなくても内容は最高な名盤です。
Full Album
VIDEO
Driving to Damascus
VIDEO The President Slipped and Fell
VIDEO
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