90年のアルバムです。前作からポップフォーマットでの作曲が行われていましたが、それがより顕著になった作品になっています。彼らの作品の中でも一番ポップなアルバムです。売り上げも一番売れています。時は90年代に向けてシューゲイザーなど、ノイジーなギターとヒップホップを取り混ぜたようなスタイルが登場していました。勿論それらは彼らの影響を受けたフォロワーによって生み出されたものですが、このバンドもブレイクビーツのドラムパターンを使うようになり、ほぼシューゲイザーとシンクロした形になっています。
1. Cherry-coloured funk
2. Pitch the baby
3. Iceblink luck
4. Fifty-fifty clown
5. Heaven or Las Vegas
6. I wear your ring
7. Fotzepolitic
8. Wolf in the breast
9. Road,river and rail
10. Frou-frou foxes in midsummer fires
80年代のファンク的なアレンジも使っていて、彼らにとっては売れている
音楽 に歩み寄ろうとしていたのだと思いますが、自分達のスタイルを崩す事無く歩み寄っているので、シューゲイザートも80年代ポップスとも違う
音楽 に仕上がっています。これが彼らの精一杯のポップソングなんだと思います。ケイトブッシュとテクノとシューゲイザーが共存したサウンドとも言えますが、この頃売れていたエンヤには無い発想など、個性的な事に変わりはありません。
ギターシンセを使っていると思われますが、ギターだけでこれだけの万華鏡のような音を紡ぎ出すのも凄い作業だと思います。シンセによって主役の座を奪われたギターにもまだまだ無限の可能性がある事を示してもらっています。DTMも鍵盤で打ち込む事が当たり前になっていますが、ギターで打ち込む事も出来ます。ギターと鍵盤では指の抑え方に限界がありますから違ったボイシングになります。ギターならではのロック、その復権を希望しながらこの名盤を堪能したいです。
Cherry-coloured funk
VIDEO
Pitch the baby
VIDEO Iceblink luck
VIDEO Fifty-fifty clown
VIDEO Heaven or Las Vegas
VIDEO I wear your rin
VIDEO Fotzepolitic
VIDEO Wolf in the breast
VIDEO Road,river and rail
VIDEO Frou-frou foxes in midsummer fires
VIDEO
スポンサーサイト