88年のアルバムです。Lisa Gerrardの歌声はまるでヘブライ語のような響き、中東的な旋律、古典的な宗教
音楽 のような様式美を現代に蘇らせています。Brendan Perryの歌はまるでデヴァインコメディーのようにアメリカンポップス的な唱法であり、二人とも非ロック的な歌い方が特長です。この二人の歌を軸に今回は弦楽楽器を中心としてオーケストレーションになっています。
1. The Host Of Seraphim
2. Orbis De Ignis
3. Severance
4. The Writing On My Father's Hand
5. In The Kingdom Of The Blind The One-Eyed Are Kings
6. Chant Of The Paladin
7. Song Of Sophia
8. Echolalia
9. Mother Tongue
10. Ullyses
古典的なゴシック調の旋律がマイナー系の為、陰美な雰囲気をもたらしていますが、彼らの表現している
音楽 は決してダークな世界を目指しているものではなく、暗黒の闇にこぼれ落ちてくる光の粒を浮かび上がらせるような
音楽 だと思います。絶望的なくらい救いようの無いダウナー系では無く、スタンスの長い救済の
音楽 なのではないでしょうか。聴く人によって印象は変わると思いますが、私にはそう感じます。
クラシック
音楽 としても古典以前の原始的な宗教
音楽 のような雰囲気があり、それは西洋と言うよりはイスラエル近辺の音楽のようであり、その雰囲気を崩す事無く現代的な手法で表現しています。プログレ的な聴き方をする事も出来ますし、アシッドな気分にもなれます。本当の救済は望めないまでも、希望を望む音楽だと思います。
The Host Of Seraphim
VIDEO
Orbis De Ignis
VIDEO Severance
VIDEO The Writing On My Father's Hand
VIDEO In The Kingdom Of The Blind The One-Eyed Are Kings
VIDEO Chant Of The Paladin
VIDEO Song Of Sophia
VIDEO Echolalia/Mother Tongue
VIDEO Ullyses
VIDEO
スポンサーサイト