90年のアルバムです。宗教的な
音楽 と民族的な
音楽 が交わって場所も時間も超越した
音楽 になっています。架空の映画
音楽 だと思えば映像を思い描きながら聴く事が出来ると思います。急に現代的な手法が入ったりと、クラシック
音楽 として聴くには無理があります。プログレの一種でしょう。非常に内向的なプログレなのです。
1. The Arrival and the Reunion
2. Saltarello
3. Mephisto
4. The Song of the Sibyl
5. Fortune Presents Gifts Not According to the Book
6. As the Bell Rings the Maypole Spins
7. The End of Words
8. Black Sun
9. Wilderness
10. The Promised Womb
11. The Garden of Zephirus
12. Radharc
前作からサンプラーも使っていますが、今回はサンプラーだとは分からないような使い方をしています。この辺のセンスは独特です。生楽器も使える訳ですからサンプラーに頼らなくてもいい訳です。それでもあえてサンプラーを使う所がプログレッシブな感覚なのです。元々はある時代のある種の
音楽 を思い描いて作曲しているのでしょうが、出来上がる音楽には特定のイメージを強要していません。ですから聴く方は戸惑ってしまうのです。
バグパイプを使ってアイリッシュな雰囲気も出しています。かといって特定の地方の音楽でもありません。自由に表現をしています。それでもデカダンな様式美を構築していく事が特長と言えます。初期の頃ほどダークではなく暖かみのある音楽になっているのも微妙な変化であり、一つのイメージに捕われていない意思表示だと思います。悪魔的な音楽でも天使の音楽でもありません。天使が地に落ちて悪魔となるように、両面を持った生命の音楽なのです。
The Arrival and the Reunion
VIDEO
Saltarello
VIDEO Mephisto
VIDEO The Song of the Sibyl
VIDEO Fortune Presents Gifts Not According to the Book
VIDEO As the Bell Rings the Maypole Spins
VIDEO The End of Words
VIDEO Black Sun
VIDEO Wilderness
VIDEO The Promised Womb
VIDEO The Garden of Zephirus
VIDEO Radharc
VIDEO
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