93年のアルバムです。今回はオーケストラとしての楽器は使わず民族楽器を使用しています。それでも宗教的な旋律を持っているので不気味な感じになっています。それ以外のパートにおいてはサンプラーを活用しています。その為益々時代性も場所の感覚も麻痺した
音楽 になっています。文化が存在する場所なのか、この世に存在する場所なのかさえも定かではありません。
1. Yulunga (Spirit Dance)
2. The Ubiquitous Mr Lovegrove
3. The Wind That Shakes The Barley
4. The Carnival Is Over
5. Ariadne
6. Saldek
7. Towards The Within
8. Tell Me About The Forest (You Once Called Home)
9. The Spider's Stratagem
10. Emmeleia
11. How Fortunate The Man With None
ワールドミュージック人気が高まっていた時代でもありますので、こうした狙い目はいいと思いますが、民族
音楽 でもあろうとしていません。サンプラーにおけるエスニックな旋律は民族
音楽 を超越しています。これまではLisa GerrardとBrendan Perryが創ったベーシックな音源にオーケストレーションを加えるやり方でしたが、今回はそれ以外の音源は打楽器や民族楽器になっているので、シンセの音源があらわになっています。
シンセやサンプラー音源が目立てば現代的な
音楽 になる所ですが、近代的に感じさせないようなマジックがあります。オーケストレーションない分、ゴシックな雰囲気が控えめになり、肉感的な
音楽 になっています。絶対的な歌があるので、各楽器の配列、構成の組み合わせがキモでありますが、それが打楽器系の楽器を配列した事により、現代
音楽 的解釈で曲を創っていた事が浮き彫りになっています。
Yulunga (Spirit Dance)
VIDEO
The Ubiquitous Mr Lovegrove
VIDEO The Wind That Shakes The Barley
VIDEO The Carnival Is Over
VIDEO Ariadne
VIDEO Saldek
VIDEO Towards The Within
VIDEO Tell Me About The Forest (You Once Called Home)
VIDEO The Spider's Stratagem
VIDEO Emmeleia
VIDEO How Fortunate The Man With None
VIDEO
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