96年のアルバムです。インディーズからのリリースになっているので全く売れていません。本国オーストラリアでもチャートインしていません。ドラムにTim Powlesが加入して三人体制になっています。内向的な
サイケデリック というスタイルは一貫していて、曲の作り方も90年代風に適応してきました。世界観もよりスケールアップしてきてプログレッシヴな展開になるなどかなり自由に創られています。
1. Welcome
2. Comedown
3. Ritz
4. Grandiose
5. Ladyboy
6. It Could Be Anyone
7. The Further Adventures Of The Time Being
8. Romany Caravan
9. Magician Among The Spirits
10. Afterimage
自由に創ればやりたい事も出来るでしょう。しかし60年代後半の
音楽 は自由にやり過ぎて曲が長くなり、やっている方は満足して終われるのでしょうが、聴いている方はそれだけ時間を拘束されますから、辟易してきて70年代のノンアドリブの時代になっていきます。コンパクトにまとめる事も才能の一つですから、そうした構成力も必要になってきます。彼らもそれは熟知していたでしょうが、ここでは問答無用にやりたい放題やっています。
感情の起伏を表現するならコンパクトにまとめるとデフォルメされて、表現しきれない部分があります。そういう意味ではクラシック
音楽 の方が情感を表現し易いのです。こんバンドはその情感を重視しており、売れなくなってもマイペースを崩していません。それどころか、逆に束縛がない分、自由にエスカレートしています。好みは分かれると思いますが、聴き手の顔色をうかがいながら創っている
音楽 よりは面白いと思います。
Welcome
VIDEO
Comedown
VIDEO Ritz
VIDEO Grandiose
VIDEO It Could Be Anyone
VIDEO The Further Adventures Of The Time Being
VIDEO Romany Caravan
VIDEO Magician Among The Spirits
VIDEO Afterimage
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