

72年のアルバムです。何とかバンドを立て直そうと曲もじっくり作り込み、ラテン調の曲も復活しています。ホーンセクションもかぶせて、70年代にも通用するような内容にしています。その努力のかいもあって、パワフルさは戻って素晴らしい内容になっています。しかし、一度落ちた人気を取り戻す事は出来ずに、この後バンドは活動を停止してしまいます。
1. Doin’ Time In The U.S.A.
2. Chicken
3. Changes
4. California State Correctional Facility Blues
5. Forty Days
6. Mojo
7. Don’t Lose It
70年代は16トラックでのレコーディングとなり、音が格段に良くなっていきます。しかし、このバンドはまだ8トラックでレコーディングしていて、古くさい感じがしていました。レイドバックした感じを出すには向いていましたが、都会的なサウンドが好まれるようになると、サザンロックにもA,O,R,な感じが流行っていきます。しかし、このバンドはそこまで持っていくのに苦労してホーンセクションを入れる事で何とかカバーしています。
幾分かと快適で、モダンな音になっていますが、このバンドへの興味が失せている聴衆を取り戻す事は出来ないまま、失意のままに活動を停止する事を決意する事になります。しかし、最後に素晴らしい内容の作品を残しています。もうジャムバンドでも何でもありませんが、曲の良さが戻っているので、全盛期に近い感じがします。なかなかの名盤です。
Full Album
California State Correctional Facility Blues
Mojo
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