75年のアルバムです。3年間活動を停止していましたが、何とかメンバーを集めて活動を再開いたしました。この時のメンバーはギターがGary Duncan、John Cipollina、Dino Valentiの三人で、ベースのDavid Freiberg、ドラムのGreg Elmore の5人組になっています。ベースは定着しておらず、Skip OlsonとMario Cipollinaで録音されている曲もあります。キーボードはゲストでNicky Hopkins 、Pete Sears、Michael Lewis の三人がバックアップしています。
1. Gypsy Lights
2. Heebie Jeebies
3. Cowboy On The Run
4. I Heard You Singing
5. Worryin' Shoes
6. The Letter
7. They Don't Know
8. Flames
9. Witches' Moon
10. Bittersweet Love
サウンドは都会的なスタイルを習得して、モダンな内容になっています。当時のサザンロックもフュージョンなどを取り入れて都会的なサウンドを作るようになっていました。彼らもしっかり、そうした流れに乗っています。テンションコードを多用して古くさかった自分達のサウンドを作り替えています。それはそこそこ評価されましたが、昔からのファンにとっては馴染めないし、新しいファンもそれほど盛り上がってはいません。
当時はこうしたサウンドを演奏するバンドが山ほどいましたので、昔の名前で何とか注目されていますが、既に過去のバンドだと思っている人にとっては興味を示さないものでした。地元でライブ活動を通して新しい自分達をアピールするしかありません。バンドを再開したものの、彼らに待っていたのは厳しい現実でした。ここでついに解散。しかし、作品としてはよく出来ていて、彼らが相当奮起して作られていた事がよく伝わってきます。
Gypsy Lights
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