96年のアルバムです。Jeremy Wallがプロデュースに加わってマイルドなサウンドになり、スムーズジャズ路線となっています。Randy Brecker が久しぶりに参加しています。マイルドになりながらも立体感のあるアレンジになっています。A.O.R.感のあるダンサブルなリズム、ソウル、ファンク系のアレンジは80年代的でありながらあの頃とは違う雰囲気になっています。
1. Heart Of The Night
2. De La Luz
3. Westwood Moon
4. Midnight
5. Playtime
6. Surrender
7. Valentino's
8. Believe
9. As We Sleep
10. When Evening Falls
11. J Squared
都会的なA.O.R.感の復活、スムーズジャズとしての方向性が定まっています。あくまでもシルクのような柔らかさを演出、聴き易いイージーリスニング的なライトフュージョンを更にマイルドにしたようなサウンド、演奏自体はそれほど変わっていませんので、サウンドメイク次第だと言う事なのでしょう。リバーブの掛け方も深いものから、浅いものまで組み分けているのでメリハリ感が出ています。
スムーズジャズといっても何か新しい事をやっている訳ではありません。聴き易いポップさ、都会的なサウンドメイク、ちょっとした工夫での雰囲気作りでの変化であります。かなりの数の作品を作り続けてきていますので、いつも同じような感じでもありますが、方向性が定まっているので、何をやってい良いのかが分かっています。そういうバンドのまとまりが感じられます。
Heart of the Night
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