1. Let's Go Crazy 2. Take Me With U 3. Beautiful Ones 4. Computer Blue 5. Darling Nikki 6. When Doves Cry 7. I Would Die 4 U 8. Baby I'm a Star 9. Purple Rain
まずWhen Doves Cryが先攻シングルとして大ヒットします。スローファンクナンバーで、プリンスサウンドここに極まれりというような熟成された印象を受けました。まるで全盛期のスティーヴィーワンダーのようなヒットぶりでした。作品自体が発表され、Let's Go Crazy、I Would Die 4 U、Take Me With U、Purple Rainと続けざまにシングルカットされ、全てが大ヒットしました。アルバムが売れているのだからシングルカットをそんなにしなくとも、と思いましたが、それでも売れたのですから凄いものです。Darling Nikkiでのツィンバスドラムもカッコイイものです。
音楽的には前作で完成されたプリンスサウンドにロックンロールのバンド的なサウンドになっているところが特徴です。特にLet's Go Crazyではそうです。Take Me With Uではプリンスらしいサウンドで、コード感とメロディーがシンクロされているシンプルな構成で効き易いものになっていますが、この完成度は素晴らしいです。Purple Rainでのペンライトを振り上げながら歌われるバラードがしつこいくらいの盛り上がりとエンィングの大円団で臭いのですが、これが受けちゃっているのですから集団深層心理は分からないものです。曲が良いからというので納得しておりますが、プリンス独特のアクのある癖も、この作品からは見方となって彼のキャラクター創りに長所となって現れています。YOU TUBEでは著作権の関係からか、映画での映像がありませんでしたが、何とかライブ映像とかをかき集めました。