1. Around the World in a Day 2. Paisley Park 3. Condition of the Heart 4. Raspberry Beret 5. Tamborine 6. America 7. Pop Life 8. Ladder 9. Temptation
エスニックなパーカッションに乗せて淡々と歌われるAround the World in a Dayから心地良く、Paisley Parkも力を抜いたサイケな幸福が包み込んでくれます。後にこのタイトルからレーベルを創る事にもなります。Condition of the Heartでの壮大なるバラード。デヴィッドボウイのような声で歌っています。ジャズのようなアレンジですが、プリンスのお父さんはジャズミュージシャンなのでプリンスにもその素養はあったようです。Raspberry Beretもプリンスらしい曲を自然にサイケな感覚でアレンジしています。Tamborineはファンクですが、サイケな音色がセンス良く並べられています。パープルレインに比べてリヴァーブのかけ具合が少なくなっている事が印象的です。パープルレインはステージ上で演奏されているイメージでしたが、このアルバムは私的な空間で演奏されているイメージです。スライのようなサイケポップ感覚を持ったファンクしか形容のしようがないほど独創的です。