92年のアルバムで、ラストアルバムになっています。バンドでプロデュースしてデジタルサイケロックになっています。最後になってやっとゴスらしきサウンドになっています。前作を反省してからか、かなりダークな雰囲気を大事にするようになっています。時代もオルタナからダウナーな感じが売れるようになっているので、その意識もあると思います。かなり時代には敏感なバンドだったと思いますが、デビュー当時の雰囲気と違うので、どんどん売れなくなっています。
1. Phased
2. Yesterday Goodbye
3. Mine
4. Freeze
5. Things He Told Her
6. Infrared
7. I Don't Know
8. Dream Butcher
9. Some Finer Day
10. Blindfolded Visionary
11. Outshine the Sun
デジタルの使い方も90年代らしいものになっていますが、ニューウェイヴバンドとしての表現の仕方であり、ダークな雰囲気の演奏とは違う次元でJulianne Reganの歌声が透明感を持っているので絶望感は感じません。基本はネオサイケなバンドだったんだと思います。それを
プログレ ッシヴにプロデュースされた事で注目を浴びましたが、仰々しい演奏が出来るものでもなく、ネオサイケバンドとしてはかなり卓越した演奏力だったと言うのが実状だと思います。
売れる為には固定観念をつけられた方が早い訳ですが、若いバンドに固定観念を押し付けるのも無理がある話で、もっと自由にやって良かったと思います。最後の最後に、その自由な感じが出てきたかなと思いますが、これにてバンドは解散となります。現在は再結成して活動していますが、新作としてのアルバムは無く、ライブを中心に活動しています。再結成してもレーベルと契約出来ない事もあり、インディーズからはシングルをリリースしていますが、面白いバンドが少なくなっているにもかかわらず、冒険出来ないレコード業界の体質は今後も良くなる事は無いでしょう。
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