90年のアルバムです。同年に発売されたCarved in Sandとタイトルが似ている事から続編のような意味合いがあるかもしれません。内容としては日本のビジュアル系と言うよりはデヴィッドボウイの流れを汲むニューウェイヴの発展系であり、ゴシックな感じはどんどん薄まっています。イギリスのニューウェイヴはグラムロックの延長上にありますから、ごく自然な流れだとは思います。
1. Hands Across The Ocean 2. The Grip Of Disease 3. Divided We Fall 4. Mercenary 5. Mr. Pleasant 6. Kingdom Come (Forever And Again) 7. Heaven Sends You 8. Sweet Smile Of A Mystery 9. Tower Of Strength (The Casbah Mix) 10. Butterfly On A Wheel (Troubadour Mix) 11. Love 12. Bird Of Passage
アコースティック楽器を使ったり、エスニックな感じがあったりするのはツェッペリンの影響でありますし、キンクスやジョンレノンのカバー曲があったり、ポップな曲をやるのもいとわなくなっています。デヴィッドボウイのヒーローみたいなHands Across the OceanはXTCのAndy Partridgeが関わっています。ブリットポップとまではいきませんが、イギリスの伝統的なポップ感覚を出すようになってゴシックロックのダークな鎧を脱ごうとしています。