81年のアルバムです。プロデュースにHugh Padghamが加わり、打楽器の音がよりタイトになりました。楽器じゃない音も多用してインダストリアルな雰囲気も増してきました。ある意味ミニマルな反復のリズムとベースラインが軸であり、ギターの使い方もオールドウェイヴでは考えられないような感覚であり、当時の私にかなり大きな影響を与えました。
1. The Fall Of Because
2. Tension
3. Unspeakable
4. Butcher
5. Follow The Leaders
6. Madness
7. Who Told You How?
8. Exit
9. Follow The Leaders
10. Madness
11. Brilliant
当時は時代が音を立てて大きく変わっていくのが良く分かりました。ペンタトニックばかり練習していた私にとっては、それまでに学んだ事を投げ捨てなければならないくらいの変革の時でした。演奏はうまいとか下手とか言うレベルのものではなく、新しいし、かっこ良かったのです。感覚ですね。感覚を掴まなければ同じような曲は作れないと必死でした。しかし、これが日本で通用するのかと言う疑問もありましたが、日本でも通用するようにするのが自分達世代の人間なのだと言う自覚はありました。
今なら同じような曲を作るのは容易ですが、当時のハードロックや
プログレ ばっかり聴いていた私にとってはついていくのに必死でした。それくらいの衝撃を持った
音楽 が今あるでしょうか。自分で新しい事をやらなければ誰もやらない時代になってしまっています。それだけ当時は恵まれていた時代だったと思います。そしてそれを代表するのがこのバンドであり、この作品であります。名盤です。
The Fall Of Because
VIDEO