90年、新しいメンバーを加えて再結成してからのアルバムです。オリジナルメンバーはJaz ColemanとKevin "Geordie" Walkerだけ、ベースにはPaul RavenとDave "Taif" Ballが参加、ドラムにはMartin Atkinsが加わっています。ポップになった事での失敗を反省してからか、ノイジーで攻撃的なサウンドになっています。しかし、以前のようなものではなく、オルタナ、グランジの類いに近いスタイルになっています。
1. Money Is Not Our God
2. Age Of Greed
3. The Beautiful Dead
4. Extremities
5. Intravenous
6. Inside The Termite Mound
7. Solitude
8. North Of The Border
9. Slipstream
10. Kaliyuga
11. Struggle
グランジ、オルタナのバンドは彼らの影響によるものが多く、それを今度はこのバンドがフィードバックすると言う形になっています。このバンドのアバンギャルドな部分をもっと端的に分かり易く、更にパワフルにしたのがグランジですから、本来このバンドが目指すべきこのを後輩が創り出した事によって、このバンドの方向性も見習うようになった、と言う構図になっています。
先輩格のバンドですから、方法論が明確になればその表現力は若手のバンドには負けていません。さすがだと唸らせるだけの迫力があります。それでも全く売れない状況は続きます。一度失った人気を回復するのは難しいのです。昔からのファンにも新しい聴き手にもアピールしなければなりません。それだけの内容は持っている作品ですが、それをアピールするには時間がかかります。メンバーが変わった事でまずはバンドとしての方向性を模索する事が先決でありましょう。
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