

95年のアルバムです。 Atari Teenage Riotと言うバンドを結成してアイスランドでのツアー中にレコーディングされたものです。レコーディングと言ってもツアー中にノートパソコンに打ち込んだエレクトロであり、たった3日で制作されました。ほぼ即興に近いもので、これを作品にしてしまうあたりが90年代のテクノらしいところでもあります。
1. 37.2 Pt.1
2. Untitled
3. 20 (1)
4. 20 (2)
5. 22:24
6. Untitled
7. Low On Ice
8. Metall Dub
9. 2572
10. We Were Burnt
11. 37.2 Pt.2
アンビエントだったり、単なる電子音のミニマルだったり、少ない音数で成り立っていたり、ほぼ即興でメモ程度の感覚で制作されていると思われます。ハードコアなAtari Teenage Riotの反動で生まれた作品とも言えます。普通なら、これに少し手を加えて作品にする所ですが、The Iceland Sessionsとサブタイトルがつけられているように、彼にとってはセッション感覚で作られたものだと言う事です。
ノートパソコンに打ち込んでいるだけなので、楽器は全く使用していないのでしょう。パソコンだけで、楽器が演奏出来なくても、これだけのものが作れると言う、DTM時代を象徴するような作品です。アイスランドの寒空を連想させるようなクールなサウンド、アイスランドから彼が受けた情景をスケッチしているかのような内容になっています。
37.2 Pt.1