2006年のソロ名義によるアルバムです。Atari Teenage Riotと平行してソロ作品も頻繁にリリースしています。この作品は基本ブレイクビーツですが、タイトル通り、ハイパーな現代的なジャズを表明しています。ジャズのサンプリング音源を使用したりしていますが、スウィング感はわざと殺しています。声のサンプリングをループしている辺り、ビッグビートでもあるのかもしれません。
1. Walk The Apocalypse
2. God Told Me How To Kiss
3. Get Some
4. I'm Gonna Die If I Fall Asleep Again
5. The Unknown Stepdancer
6. Chilling Through The Lives
7. Many Bars And No Money
8. My Funk Is Useless
9. Slowly Falling In Love
10. Dreaming Is A Form Of Astrotravel
アタリと比べるとミディアムテンポですが、BPMに変化をつけたりして変態的な感じがします。テクノでも踊れるテクノと踊れないテクノがあり、彼の場合は踊らせると言う事ははなから考えていないようです。踊れないテクノでも売れると言うのは、ダンスフロアーだけが反響するのではなく、オタク系のハウストラックメーカーに響いているのでありましょう。パソコンで
音楽 を作るのですから、普通にバンドで演奏する事を再現するだけではなく、パソコンでしか作れないような
音楽 が作られてしかるべきです。
パソコンで作れる
音楽 、それは無限大であるはずですが、アイデアが進化しなければ似たような事の繰り返しでしかありません。アイデアが枯渇している状態、それが現在の
音楽 界であります。無限の可能性を秘めているのにある程度以上のアイデアはそうそう考えつけないのです。アナログ楽器の時代は楽器の能力以上にアイデアが飛躍していたから面白かったのです。楽器の能力以上のものを引き出しました。パソコンの能力以上のものを引き出そうとすると
音楽 として楽しめないようなものになりがちです。それでは商品にはなりません。商品として成り立ちながらもパソコンの存在能力を引き出す、そこまで考えが及ぶミュージシャンが登場しない限り、時代は停滞したままです。
Walk The Apocalypse
VIDEO
God Told Me How To Kiss
VIDEO Get Some
VIDEO I'm Gonna Die If I Fall Asleep Again
VIDEO The Unknown Stepdancer
VIDEO Chilling Through The Lives
VIDEO Many Bars And No Money
VIDEO My Funk Is Useless
VIDEO Slowly Falling In Love
VIDEO Dreaming Is A Form Of Astrotravel
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