2001年のアルバムです。前作はジャズとエレクトロの融合でしたが、今作はフォークとエレクトロの融合を行っています。これはFolktronicaと形容されるようになり、多くのフォロアーを生み出します。しかし、Folktronicaだけを追求するアーティストはいません。一つの作品がFolktronica色が強いものになり、ずっとFolktronicaする事は少ないです。しかし、このアルバムはFolktronicaの代表作であり、これが原点にようになっています。
1. Glue Of The World
2. Twenty Three
3. Harmony One
4. Parks
5. Leila Came Round And We Watched A Video
6. Untangle
7. Everything Is Alright
8. No More Mosquitoes
9. Tangle
10. You Could Ruin My Day
11. Hilarious Movie Of The 90's
フォークギターなどをサンプリングしてブレイクビーツ、エレクトロに表現する、アナログな空気感を持ったエレクトロという組み合わせが斬新だったのです。ベックのようにブレイクビーツをバックにフォークギターを演奏して歌うと言うパターンはありましたが、あくまでもサンプリング音源として使う所に特長があります。フォークギターだけではなく、広く弦楽器を中心にサンプリングされています。
曲もフォーク調では無く、あくまでもエレクトロニカであります。卓越したミキシングセンスでそれを見事にまとめあげたのがこのアルバムであります。フレーズサンプリングですから、組み合わせるのもセンスが要求されます。結構難しいジャンルだと思います。恐らく自分で演奏したものをサンプリングしているのもあると思います。この人の凄い所はサンプリング音源にヴェロシティーを設定している所です。そういうソフトを使っているのかもしれませんが、サンプリング音源に音の強弱があり、その配分が絶妙なのです。Folktronicaと言う概念を確立させた歴史的名盤です。
Glue Of The World
VIDEO
Twenty Three
VIDEO Harmony One
VIDEO Parks
VIDEO Leila Came Round And We Watched A Video
VIDEO Untangle
VIDEO Everything Is Alright
VIDEO No More Mosquitoes
VIDEO Tangle
VIDEO You Could Ruin My Day
VIDEO Hilarious Movie Of The 90's
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