Four Tetの本名Kieran Hebden名義でジャズドラマーのSteve Reidとコラボレートして即興演奏によるライブツアーを行いました。その時の音源を作品化した2006年のアルバムです。Kieran Hebdenhは電子音源を使った即興演奏、Steve Reidもドラムやパーカッションで応酬、ダビングも後からの編集も行っていない事を明言しています。Kieran HebdenはDJですから生でのパフォーマンスも得意なんですね。
1. Morning Prayer 2. Soul Oscillations 3. Electricity and Drum Will Change Your Mind
Four Tetの作品も即興に近い偶発性の音楽だと感じていましたが、その事がこの作品により明らかになったと思います。Four Tetではダビングや編集作業も行って仕上げますが、ここでは即興によって偶発的に起こる化学変化を目の当たりに出来ると思います。リズムは生で次々に発せられますから、Kieran Hebdenは対抗出来る音源を引き出す事で幻想的なエレクトリックジャズのような内容を生み出しています。