

2013年のサードアルバムです。ファーストから続く三部作の完結編になっています。テーマは日々の暮れで、一貫した表現になっていますが、三作品とも違う内容になっています。今回は交流のあるアーティストとのコラボレートになっていて、それによりブレイクビーツ色が強くなっています。ブレイクビーツと環境
音楽の融合という事で統一されています。
1. Lamp feat. Nujabes
2. AURORA
3. soar feat. Substantial
4. days
5. the sun feat. Cise Starr
6. MELODICA feat. ARAKI Shin
7. enzo
8. Luv(sic)pt2 - Acoustica - feat. Shing02
9. delight
10. fragrance like home feat. Pase Rock
11. SUNSET LINE feat. Uyama Hiroto
12. let go feat. Nujabes
ラップやブレイクビーツという使い古された手法によって俗物的な雰囲気になっていますが、haruka nakamuraの表現は一貫していて夕暮れの情景を描いています。ファーストではアコースティックギター、セカンドではピアノを演奏していましたが、今回は両方とも演奏しています。完結編に相応しい内容でありますが、ブレイクビーツと言う手法はフォークトロニカの手法よりもシンプルだと思いますが、ジャズや環境
音楽の要素が独特の雰囲気を作っています。
コラボレートする事により、全ての曲がリミックスのような完成形になっています。一番テクノ感を出しています。これによりより知名度が上がってきます。生演奏もハードディスクレコーディングにより制御されていて、テンポの変化も情緒的でありながらもコントロールされていると言う繊細は編集が成されています。それによりこれまでの情景とは違う印象を受けますが、これも夕暮れの情景なのでしょう。都会的な夕暮れ、それでも哀愁を感じさせる感受性に溢れています。
Lamp