2012年のアルバムです。アコースティック楽器とデジタルサウンドの融合と言う事で一番フォークトロニカしているアルバムで、これにより彼女の知名度がアップしました。前作ではシンフォニックなテーマがありましたが、今回はシンフォニックな部分が省かれて分かり易い内容になった事で受け入れ易くなっています。それでも歌唱法はヨーロピアンなスタイルを貫いています。コーラスワークもアメリカの発想ではありません。
1. Piece Of It
2. Dirty Sneakers and Underwear
3. Passenger
4. Mama's Gonna Give You Love
5. Johnny Cash's Mama's House
6. Let Your Guard Down
7. Fire Song
8. No Good
9. Instrumental
10. Darlin'
屋外の音を使用したり、生楽器もスタジオの空気感を生々しい感じでミックスしているので、全体的にサンプリングを使っているような雰囲気を演出しています。それによりデジタルサウンドは少なめでもテクノ感が出ています。ハイトーンボイスを多用する事でケイトブッシュ以降のヨーロピアンな女性ボーカルを彷彿とさせるスタイルを自分のものにしています。よれにより楽曲もありきたりなフォークソングから抜け出しています。
アレンジはあくまでもシンプルにまとめているのも好感が持てますし、歌が活かされてきます。歌唱力は元々実力があり、その表現法の幅が広がった事で自分の個性を確率させる事に成功しています。デジタルな装飾はあくまでも手段の一つであり、木の温もりがするアコースティックサウンドが要であります。それは彼女の歌声と調和して、その魅力を最大限に引き出しています。とてもアメリカのシンガーの作品だとは思えないくらい繊細な音の粒が見事に収められた名盤です。
Piece Of It
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Dirty Sneakers and Underwear
VIDEO Passenger
VIDEO Mama's Gonna Give You Love
VIDEO Johnny Cash's Mama's House
VIDEO Let Your Guard Down
VIDEO Fire Song
VIDEO No Good
VIDEO Instrumental/Darlin'
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