2013年のアルバムです。サイケな雰囲気からパンク、ニューウェイヴなスタイルに自然に流れて行っています。ポップサイケにテンションコードを使うようになり、元祖パンクバンド、テレヴィジョンやパティスミスのような雰囲気に変化しました。レトロ感も60年代から70年代になったのです。ロキシーミュージックのようなグラム感もあります。進化したと言っていいでしょう。
1. I Can't Help You
2. Are You With Me Now?
3. Duke
4. No Good
5. I Think I Knew
6. Wild
7. Sisters
8. Mirror Me
9. Cuckoo Through The Walls
10. Mug Museum
進化して顕著になっているところはギターアレンジです。フォークギターの奏法を基調としながらも、サイケな奏法が発展してパンク、ニューウェイヴ感覚の奏法になっています。歌い方は基本的には変わっていませんが、これまで使わなかったコードが使われることによって、歌の表情も自然と変化しています。グレーススリックからパティスミスになっています。単なる模倣では無く、きちんと彼女の中で消化されているので、彼女の個性は更に磨きがかかっています。
サイケな感じは薄れましたが、感覚としては残っていますから、既存のパンク、ニューウェイヴとは完成度が違います。懐かしいようでいて古臭く感じない、それこそが彼女の
音楽 性だと思います。ネオサイケの一派と交流しながらも、彼女の独自の
音楽 性が培われた結果だと思います。基本的にはフォークシンガーなのだと思いますが、多くの剣を持った戦士なのだと思います。
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