スウェーデンのエレクトログループDetektivbyrånの2006年のデビューミニアルバムです。メンバーはアコーディオン、オルゴールを担当しているFlanders" Molin、グロッケンシュピール、おもちゃのピアノを担当しているMartin Molin、ドラムやベルを担当しているJon Nils Emanuel Ekströmの三人から始まっています。エレクトロと言っても電子音っぽいサウンドなだけで、これらの楽器を使っているので柔らかな音になっています。
1. E18
2. Hemvägen
3. Nattöppet
4. Monster
5. Dansbanan
6. Granmon
7. Vänerhavet
ヨーロッパ民謡、つまりフォークソングをエレクトロニカっぽく表現する、フォークトロニカ的でありますが、ほぼ生演奏で多少打ち込みのようなシーケンスもありますが、それも生演奏のようでもあります。それだけリズム感はしっかりしています。アコースティック楽器を演奏していますが、テクノ感覚の音処理、テクノ感覚のリズム感で演奏されているので、伝統
音楽を新しい感覚で表現しています。
テクノで変拍子を使うことは少ないですが、打ち込みに頼らない分、そこは柔軟に対応しています。打ち込みだと人間の生理的なものを強制的にクォンタイズする事での心地よさが生まれます。標準とされている4分の4拍子は生理的ではないけど心地よく感じられる拍子です。生理的に合っているのが三拍子だと言われています。ですから民族
音楽とか昔のクラシック
音楽も三拍子が多くなっています。テクノは人工的な事を強調する
音楽なのでこの生理的な部分を無視する事が多いのですが、中にはあえて生理的に表現する人もいます。この人達の場合は生演奏する事により、生理的に心地よく感じられる
音楽を作り出しています。
E18