

2013年のアルバムです。現在までの最新作になります。まだ2枚しかアルバムを出していませんが、バスクフォークとダンスミュージックの融合も熟れてきてポップで曲も良くなっています。アフリカンポップのようなリズム感に近いものになっていて、それなら先達がいますから参考になるものも多いと思います。しかしサンプリングしている楽器の音源がバスクフォークで使われているものなので独特の雰囲気を作っています。それでもこのポップさはどこにでもあるものです。
1. Wave
2. L.A. Calling
3. You & I
4. Separator
5. No Man
6. Bridge Of Bones
7. Love Natural
8. Are We One
9. These Nights
10. Everywhere
バスクフォークも踊るための
音楽だったりする為、ダンスミュージックとしてリメイクするのも馴染みやすいのかもしれませんが、ダンスミュージックの要素が強いので、ちょっと毛並みの違うダンスミュージックと言う印象になってしまいます。これなら売れるかもしれませんが、エスニックな要素をもう少し強めにした方が他との差別化になると思います。試みとしては面白いので、もっと特徴的にした方が印象が残ると思います。
ある程度メンバーも固まってきて、やるべき方向性も見えてきていると思いますが、これ以降作品が続いていないところを見ると何らかの壁にぶち当たっているのでしょうか。ポップすぎて普通のポップスになっていますから、バスク地方の
音楽としての存在感が薄れているようにも思います。ファーストはある程度訛った感じがありましたが、ここでは洗練されてきて訛りが抜けた感じになっており、標準化してしまったよくある
音楽になってしまっています。もう少しひねくれてもいいと思います。
Wave