99年のアルバムです。生演奏を中心にシンガーとしての彼女の魅力を全面に出した作品になっています。Dr. JohnやBen Harperが参加しているのは、彼らのアルバムに彼女が参加した事へのお返しなのでありましょう。打ち込みは控えめでバンド演奏、生ストリングスが主体で、打ち込みはちょっとしたアクセントとして使われています。曲も情緒的なものが多く、全曲オリジナルになっています。
1. Stolen Car
2. Sweetest Decline
3. Couldn't Cause Me Harm
4. So Much More
5. Pass In Time
6. Central Reservation (Original Version)
7. Stars All Seem To Weep
8. Love Like Laughter
9. Blood Red River
10. Devil Song
11. Feel To Believe
12. Central Reservation (The Then Again Version)
サイケな雰囲気を持ったフォークソング、少しジャズ的だったりとジョニミッチェルを連想させるような、それでいて自分のカラーをしっかり出しています。テクノ色を控えめにする為の生演奏中心になっていて、70年代初期の頃のようなフォークロック、カントリーロック、サイケフォークなどのフォークの革命期のようなミクスチャー感覚、ある意味アメリカ的な作品だと思います。
これもDr. Johnなどとの交流から生まれたものなのかもしれません。これまではネオアコのようなソウルフルな歌い方をしていましたが、ジョニミッチェルのようなハネ方をした歌い方になっています。だけどジョニミッチェルほどの癖を出さずにBeth Ortonならではの感性で歌い上げています。シンガーとしての自分を確立させる事に成功したと思います。派手でも地味でもありませんが、このちょうどいい感じのシンガーってそんなにいるものではありません。
Stolen Car
VIDEO
Sweetest Decline
VIDEO Couldn't Cause Me Harm
VIDEO So Much More
VIDEO Pass In Time
VIDEO Central Reservation
VIDEO Stars All Seem To Weep
VIDEO Love Like Laughter
VIDEO Blood Red River
VIDEO Devil Song
VIDEO Feel To Believe
VIDEO Central Reservation (The Then Again Version)
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