

2004年のアルバムでラストアルバムになります。やっと
音楽的にもまとまりが出てきて、具体的にアイデアを表現出来るようになりました。これがファーストアルバムなら多少評価も出来たと思いますが、これが最後のアルバムということで志の低かったバンドだったんだなー、というのが正直な感想です。まだまだやれる事は沢山残されているのに、ここで解散というのはこれが限界だったという事でしょう。
1. Assessment
2. Space
3. Lion Thief
4. Easy
5. Wonderful
6. Troubles
7. Out-Side
8. Space Beatle
9. Rhododendron
10. Liquid Bird
11. Simple
12. Pure For
これまでは歌が弱かった感じがありましたが、歌も演奏も上達してきています。これからというバンドだったと思います。このレベルになるのに時間がかかりすぎていたのでしょうし、貧困なアイデアをやっと料理できる腕を身につけたのに、これで終わりにするなんて、いかに自分たちの事が見えていなかったのかがよく分かります。サイケポップな姿勢は一貫していてます、その中でいかに良い曲を作り上げるか、それがプロだと思うのですが、そこまでのバイタリティーが無かったのに評価だけは高くて迷走していたバンドだったのだと思います。
時代が悪かったのか、違う時代だったらもっと違う表現もあっただろうし、もっと面白い事が思い浮かんだのかもしれません。最初から最後までB級バンドであったし、それ以下でもそれ以上でも無いバンドでした。やりたい事は分かるのですが、わざわざそれを一生懸命やるほどの曲に仕上がっていません。紙面で高く評価されていなかったら出会わなくてもよかったバンドでした。何を根拠に絶賛されていたのかよく分からないままのバンドでした。
Assessment