2003年のアルバムです。フォークトロニカっぽい感じが出てきていますが、まだエレクトロポップみたいな仕上がりです。ポストブレイクビーツのようなブレイクビーツとは違いますが、その手法は継承しているような作りになっています。ブレイクビーツもドラムンベースも古くなった21世紀において、次に何が来るのかが気になるところでしたが、何も起こりませんでした。エレクトロニカという言い方が違う感じのスタイルが主流になっていきました。
1. thoughts are made of plastic
2. kyuten
3. ystyc 100
4. emissions de sources mobiles
5. life in a file
6. interruption sonore
7. ystyc 2
8. deux heures par minute
9. ipal & imal
10. how to make music within a box
11. dirty reprises
サンプリングよりも電子音を多用するエレクトロニカ、それにサンプリングもよく使うようなアーティストが増えていき、アコースティック楽器をサンプリングしたものを使うことが多くなってフォークトロニカと呼ばれるようになっていきます。そうしたフォークトロニカが生まれる前の黎明期のような作品です。アコースティック楽器のサンプリングも使っていますが、それだけではなく、まだまだ電子音が多い感じです。
フォークトロニカという概念がまだ生まれていませんから、そこにスポットを当てたような内容にはなっていません。まだ、エレクトロにアコースティックな音源を混ぜるのが変わっているな程度の作りです。当時としてはエレクトロニカにアコースティックな楽器が混じっている違和感はありますし、新しい感じがします。電子音だけのエレクトロニカには物足りなさを感じているアーティストが増えていっている事だけは確かだったと思います。
Thoughts Are Made Of Plastic
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Life In A File
VIDEO Ystyc 2
VIDEO How To Make Music Within A Box
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