

2008年の作品でミニアルバムになっています。ライブで録音したピアノとギターの音やレコーディングされていたドラム音源などをlemurというタッチスクリーンで様々なソフトウェアをコントロールして、
音楽を作れる機材に通し制作しています。コンピューターで作るというより、パッドコントロールのように触ってサンプリング音源を組み合わせていくような事をランダムに行っているのです。
1. Silver Red 1
2. Silver Red 2
3. Silver Red 3
4. One Second
フレーズサンプリングがランダムに組み合わされながらもビート感が統一されているので浮遊感と疾走感がエクスペリメントに表現されています。パソコンで組み合わせる事では生まれない偶発的な
音楽をlemurは簡単に作り出せるようです。それに生ドラムやギター、ピアノなどを生演奏して完成させています。
まるでフリージャズロックのような雰囲気になっているのは、打ち込みを止めていた頃のSquarepusherの作品に似ています。偶発性と生演奏による緊張感。テクノロジーと本能がぶつかり合ったような、本来、現代
音楽においてなされなければならい
音楽の姿を浮き彫りにしていると思います。そして
音楽的にも面白くて楽しめる内容になっているという奇跡。素晴らしい作品です。
Silver Red 2
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