95年のアルバムです。ジャズ色が強い内容になっています。これもカンタベリー系だと思えば納得です。ジャズにファンクにハウス、アシッドジャズとは違います。テクノが骨格では無いのです。あくまでもカンタベリーの流れから様々なジャンルを網羅しながら90年代にも通用するような
音楽を作っているのです。
1. Welcome
2. Buena Vista
3. Maxine
4. Pioneer Spirit
5. Mutant
6. Fantasy Filter
7. 78
8. I Got Sane
9. Schmaltz
10. Citizen
11. Alter Ego
12. Free Radical
13. Harmony Street
14. K/V 6:11
15. Escape Velocity
16. Rainbow Brew
17. Everyone In Brazil
サンプリングの使い方もテクノのそれとは違います。リバーブのかけ方もテクノのそれとは違います。あくまでも骨格はロックにあるからです。しかし、これを無理やりにテクノ、エレクトロニカの部類に入れようとすると、それはまだ登場していないフォークトロニカと言う概念でなら説明がつきます。そうであればテクノとして語れるのです。
フォークトロニカも様々な形があって、混じり方がありますから正解はありません。これもフォークトロニカだと言い切ればそうなのです。ただ、まだそういう概念が無い時代ですから実に奇妙な
音楽なのです。ジャズファンクなネオアコがテクノしている
音楽。そういう解釈しか出来なかったと思います。それでもクールな感じは、彼らもテクノの手法に慣れてきた証であります。
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