

2013年のアルバムで、現在までの最新作になっています。15年のブランクがあり、復活した感がありますが、この後は続いていません。アンビエント色が強くなっています。フォークトロニカの概念も定着していて、彼らの手法も斬新ではなくなっているのですが、それでも独特の内容に仕上げているところは流石です。誰も真似できないような感性を持っています。
1. Technique
2. Find My Way
3. Dugout
4. Eye Contact
5. Decoy Point
6. Within Reach
7. Passwords
8. Sidetracked
9. Even Then
10. Imaginary Letters
アンビエント、サンプリングによる無理やりなカットアップ。弦楽器を生演奏したものをサンプリングしたり、フォークトロニカを意識した手法ではありますが、アフリカンなビートだったり、エスニックな雰囲気だったり、単なるフォークトロニカに終わっていません。俺らならこうやるという明確な意思を感じます。
機材も最新のものを手に入れているでしょうし、時代の流れも見極めていての彼ら流のやり方を見せていると思います。ジャズ、フュージョン的なアレンジは彼らならではあり、それとアンビエントな雰囲気がよくマッチしています。機材だけに頼らず、
音楽として面白いかどうかを常に考えながら制作されていると思います。リズムの作り方が少し鈍臭いところがありますが、これも意図的であり、主流派に迎合しないこだわりを感じます。
Find My Way