

イギリスのバンドDjango Djangoの2012年のファーストアルバムです。エレクトロサイケバンドみたいなサウンドです。メンバーはドラムのDavid Maclean、ギターとボーカルのVincent Neff、ベースのJimmy Dixon、シンセ及びプログラミングのTommy Graceの四人組です。インディーズのBecause Musicからのリリースですが、フランスを中心に注目されて当初から売れています。
1. Introduction
2. Hail Bop
3. Default
4. Firewater
5. Waveforms
6. Zumm Zumm
7. Hand Of Man
8. Love's Dart
9. Wor
10. Storm
11. Life's A Beach
12. Skies Over Cairo
13. Silver Rays
ポップな60年代後半の少しサイケな曲調にテクノポップのようなレトロなシンセサウンドが付け加えられたような作風になっています。シンセサウンドは別に無くても成立するような曲なのですが、シンセアレンジを加えることでニューウェイヴ的な構成になってくるのですが、ニューウェイヴのようなビートを強調した機械的な感じでは無く、もっと柔らかなポップさを持っています。
サイケな雰囲気も演出として用いているだけで、特にあっても無くてもいいような、ファジーなとぼけた感じが特徴になっています。それがフランスでは受けているのかもしれません。シンセもアナログ感があってレトロな雰囲気を重ね合わせた、融合しきれていない中途半端な感じが逆に新鮮に聴こえるのかもしれません。最近無かった感覚なのでユニークではありますが、これが割と注目されているというのは微笑ましい感じです。
Introduction