2006年のアルバムです。これも自主制作作品になっています。普通にフォークソングですが、トラッドフォークをもっと洗練させた70年代のフォークリバイバル的な作風をもっと情緒的に演奏しています。これにデジタルアレンジが加われば現在でも通用する
音楽になると思います。自主制作だと言ってもそうする事は可能だと思いますが、純粋にフォークソングを歌いたいという事だと思います。
1. Bravitzlana Rubakalva
2. Wizard Flurry Home
3. Fists 'n' Seagulls
4. Wild Eyes
5. Burried In Teeth
6. Bundles
イギリスのトラッドフォークもアメリカに流れ着くと変化していきます。彼女の
音楽はイギリスのトラッドを感じさせながらも、イギリスにはないアメリカの感覚も少し加わったような、単なるそれまでのトラッドの真似事で終わっていない、自分を表現する為の手段としてのフォークソングになっているので、伝統は壊していませんが、現在進行形の活きた
音楽になっています。
ロックで言えばオルタナな余計な装飾を削ぎ落としたようなフォークソングになっていると思います。そういうムーヴメントは興っていませんので、そういう部分は伝わりにくいと思います。イギリスのトラッドフォークが好きな人には好まれると思いますが、需要は少ないのでプラスαな要素は必要だと思います。自主制作なので、このレベルは結構水準は高いと思います。
Bravitzlana Rubakalva