日本の男女デュオTenniscoatsの99年にデビューミニアルバムです。メンバーはさやと植野隆司の二人です。スタイルとしてはネオアコやブリットポップをもっとノスタルジックにしたような、郷愁そそるポップスです。英語で歌っているところが日本のインディーズっぽいところですが、最初から海外に目を向けた志向を持っているようです。
1. One Plain Rain Drop
2. Hum With Courage
3. Marline
4. Rapid Rally
5. Cowboy
6. The Theme Of Tenniscoats
日本語で歌っている曲もありますが、日本のインディーズ特有の弱目のボーカルなので、英語に聞こえなくもありません。英語もそれほど発音がよくありませんので、どちらかというとフレンチな雰囲気もあります。ほぼ打ち込みはなく、生演奏でレコーディングされています。アレンジはブリットポップ的ですが、曲はかなり日本的です。
ブリットポップが日本で影響を与えたバンドも多くいましたが、結構パワー系が多かったのに対して、ソフトな感じで表現しているという事で、日本でも世界的に見てもユニークな存在だと思いますが、なにぶん、日本のインディーズの中ではそれほど珍しい存在でもありません。しかし、こういう世界観が世界では受け入れられるような状況になりつつありました。
One Plain Rain Drop