2011年のアルバムです。久々の自分達だけのアルバムで、フルアルバムです。ということで、4年ぶりとなるセカンドアルバムに数えられています。しかし、ここまで来るのに、かなりの経験を踏まえています。内容としても大きく変わって、アコースティック楽器ばかりを使って、多少電子音も含まれています。そういう意味においては日本的なフォークトロニカになっていると思います。
1. てんぽらちゃ Temporacha
2. 雨パラ Amepara
3. おいでの海 Oide No Umi
4. ドゥンドゥンドゥン Doun Doun Doun
5. 砂漠 Sabaku
6. 空気の底 Kuki No Soko
7. 海がきこえる
8. SvS
9. SvS 2
10. タマシー Tamashi
11. ひこうき(ーO) Hikoki
12. さっぽろどん Sappolondon
13. 遠投2 Ento 2
14. かざな Kazana
15. 遠投 Ento
ホビオドラムレスでスッキリとした
音楽になっています。何よりも曲が素直でいい曲ばかりになっています。エレキギターが登場しない事で素朴な感じもしますが、素朴というより濃密にシンプルになったというのが正解だと思います。海外のアーティストとセッションしてきて、日本に戻って自分達を見つめた時に自然に溢れ出てきたような
音楽達なのだと思います。
それでも精密なアレンジはかなり時間をかけて練りこまれており、さらに新境地を切り拓いています。基本は植野隆司のアコースティックギターとさやの歌だけで成立しています。それだけで十分なのですが、付け加えられているアレンジも無駄がなく、必要な音になっています。日本語で歌っている事でも面白いアクセントが生まれて面白くなっています。日本でも海外でも高く評価された作品です。
Temporacha