1. One to One Religion 2. Tidal Wave 3. Somewhere 4. Darkheart 5. Braindead 6. Empire 7. If You Reach the Border 8. Sandcastles 9. Sleepyhead 10. Bug Powder Dust
ファーストのInto the dragon、セカンドのUnknown Territoryで知る人ぞ知る存在となっていましたが、このサードアルバムで広く名を轟かせる事となります。ロックはボブディランの影響により、小説家ウィリアムバロウズのカットアップ手法が定着しておりましたが、このカットアップの手法はヒップホップの手法と共通するものがあり、リーダーのTim Simenonによりカットアップなヒップなエレクトリックサウンドが特徴となっています。
Tim Simenonは中国系のイギリス人で、DJからオリジナルサウンドを発信するようになります。ヒップホップミュージシャンの特徴としてはDJである事が多いです。楽器を演奏するというより編集するという感覚が正しいかもしれません。例えば人の会話を録音しておいて、部分的に編集してカットアップしていくやり方です。イギリスではこれらのムーブメントが、70年代のようにめまぐるしく変貌を遂げながら発展していきます。久々に活気溢れるミュージックシーンが築かれていく訳です。その黎明期に存在したボムザベースはさけては通れない存在です。