日本のシンガーソングライター蓮沼執太の2006年のファーストアルバムです。アメリカのインディーズからのリリースになっています。エレクトロニカな手法になっています。日本ならではの細やかなテクノ、これも日本らしさとも言えますが、かなりヨーロッパ的であり、アメリカでリリースされる作品としては珍しい内容だと思います。
1. Departure
2. Green Repair
3. Double Navaho
4. kumono
5. Rec Shop
6. Hammock
7. Long Road Home
8. Morning Fanfare
9. Karma Fulcrums
10. Prelude
11. Repeat Cycles
12. Eurikago Afternoon
後に日本に帰ってきてからは歌モノになります。日本のインディーズではボーカルが弱めなのが多いのですが、結構歌は上手い方です。ですからアレンジを変えれば今風のJ-POPになりがちですが、そこを踏ん張ってJ-POPにはならないように頑張っています。しかし80年代のやり尽くされたAOR系の日本的な曲調であり、あの頃の日本のメジャーシーンによくあった事を焼き増ししているような感じがします。
一つ回って、今では新鮮に聴こえるのかもしれません。曲調も歌詞も悪くありませんし、これはこれで良いと思います。所謂現在のJ-POPとは違いますから好感は持てます。ただし新しさは全くありません。ライトフュージョンを日本的にしたような感じ。これは既に沢山あります。それでも個性は出せていると思います。
Music Today in TOKYO 2015
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