2016年のアルバムで、現在までの最新作になります。前作でのジャパニーズポップソングの手法をさらに進めて純粋に歌を中心にした曲作りになっています。アレンジはよりライトフュージョンでありますが、生演奏だけにこだわらず、それでいて蓮沼執太フィルでつかんだ和声を活かしたハーモニーになっています。
1. アコースティック
2. 起点
3. フラッペ
4. RAW TOWN
5. ハミング
6. テレポート
7. クリーム貝塚
8. ストローク
9 . ニュー
10. TIME
曲もいいですし、歌も上手くなっています。自然体での自分を表現している素直な感じがします。ただし、この手法はこれまでいろんな人がやっている事なので、どんどん普通になっていく感じがします。普通の何が悪いと思うかもしれません。そもそも普通って何だと思うでしょう。多数派という事でしょうか。そうなると個性がないという表現になるでしょう。しかし、普通なのに素直な自分を出せば、それもその人の個性なのです。
よくあるタイプの
音楽ですが、彼の個性は十分に伝わってきます。よくあると言っても最近のJ-POPではない事が好感が持てます。最近では少なくなってきているタイプですから新鮮に聴こえる人もいる事でしょう。親しみやすいメロディー、洗練されたアレンジ、こういう曲は人気が出ると思いますが、今売れるかというともう一つ何か足りないのかもしれません。
アコースティック