2001年のアルバムです。曲名の無いアンビエントに近いアブストラクトなサンプリング音源が散りばめられた作品になっています。自分で歌っている曲もありますが、ゲストで日本人女性が歌ったりしている曲が1曲ありますが、それ以外は淡々としたサンプリング音源をガラクタのように並べられた曲調になっています。ガラクタというのは失礼ですが、非楽器な音ばかりなのでそういう印象を受けます。
1. Untitled
2. Untitled
3. Untitled
4. Untitled
5. Untitled
6. Untitled
7. Untitled
8. Untitled
9. Untitled
10. Untitled
非楽器な音源ばかりですが、音程を持たせていますので、コード感は明確に持っています。踊れないようなビート感、これまでと違うのは同時発音数が極端に少なくなっています。それでアンビエントな雰囲気が生まれています。Aphex TwinやMike Paradinasの影響を受けているのは分かりますが、彼らよりもよりクールな作業を行っている感じがします。
サンプラーによって音源は無限大にある訳ですが、ある程度自分で分類してコレクトしているのではないでしょうか。一つの音源でもリサンプリングして複数の音源に変化させているようですし、Aphex Twin達のようにレコードからサンプリングした素材をヒントに即興で曲を作るタイプでは無いようです。パートごとに分類された素材から必要な音源をセレクトして遊んでいるような感覚が感じられます。
untitled (#10)
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