2015年のアルバムです。プロデューサーのBen ChisholmからJohn Congletonへ代わったことが大きいのか、ゴスとしての
音楽 性をついに完成させました。サウンドメイキングでいかようにも変えられるものですが、プロデュース次第でこれだけ明確に劇的に変わるというのも、目の当たりにすると面白いものです。
1. Carrion Flowers
2. Iron Moon
3. Dragged Out
4. Maw
5. Grey Days
6. After The Fall
7. Crazy Love
8. Simple Death
9. Survive
10. Color Of Blood
11. The Abyss
曲調はそれほど変わっていないと思いますが、音圧が違いますので、リフ一つとっても迫力が違います。ゴスメタルなんて昔からありますから珍しくもありません。彼女のイメージは昔からこれだったはずですが、ここまで出来ていなかった。それは彼女の感性を養うための期間だったとも言えます。そして満を持してそのイメージを音の塊として確立するに至ったのです。ですからありきたりなゴスではない説得力が生まれています。
強弱のコントラストが的確でメリハリをつけて一つ一つのサウンドが効果的に活かされてきます。演出という意味ではもう完璧でしょう。売り上げもそれに比例して確実な人気を得ました。まだ
音楽 として未熟な曲もありますが、そこはまだまだ成長段階だと思えば応援したくなってきます。ゴスメタルはそれほど好きではありませんが、効果的に使う分には納得できる演出です。
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