スウェーデンのデュオLake Heartbeatの2009年の作品で、現在までの唯一のフルアルバムになっています。メンバーはキーボード、プログラミングとボーカルのJ. Kaskとギターやベース等を担当しているK. Kaksの二人です。サウンドとしてはネオアコというか、ブルーアイドソウル系AORなポップソングに成っています。それをプログラミングでシンプルに再現しています。
1. Mystery
2. Pipedream
3. Southbound
4. Solid Mass
5. Build The Wall Up
6. Blue Planet
7. Golden Chain
8. Making Conversation
9. Between Dreams
10. Let It Die
アコースティックな楽器も使ってのAORサウンドで、プログラミングもされているのでフォークトロニカ的でもありますが、やっている事はかなりポップなネオアコになっています。ジャケットの雰囲気からも山下達郎を連想してしまいますが、現在では海外でも山下達郎は知られていると思いますので、少なからずも影響はあるかもしれません。
アレンジはもろ山下達郎ですが、そこまでの歌唱力は無いので、ネオアコな雰囲気になっているというのが妥当な解釈かと思います。つまり自分達で出来る事をやることによってオリジナリティを生み出すという、正統派とも言える二人です。それにしても爽やかなサウンドです。スウェディッシュポップのウィットに富んだポップ感覚も持ち合わせています。既に成熟したジャンルではありますが、かなり完成度の高い作品になっています。これ以降作品が続いていないのが気になるところです。
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