日本のアーティスト武澤 佳徳の2012年の今のところ唯一のアルバムです。この後の作品はネット配信はされていますが、アルバムという形ではリリースされていません。画家、映像作家という顔も持っていて、表現の方法として
音楽もやっています。日本のインディーズフォークトロニカにありがちな日常を切り取ったような
音楽になっています。もはや定番。
1. Licht
2. Corriente
3. Breath
4. Estrella
5. Polaris
6. Audio Leaf
7. Ray
8. Spring Voice
9. Wave
10. Sorane
11. Recall
12. Twinkle
13. Utau
14. Draumar
生演奏にプログラミングを合わせたアレンジになっていて、バックアップしてくれているミュージシャンの力量も反映されています。映像作家らしさも
音楽に反映されていて、立体的なミキシングがなされています。最近はサラウンドによる
音楽の3D化も成されますが、本来は2面的な左右なステレオ処理だけがなされますが、ボリュームの上げ下げで前後の感覚も作られています。
サラウンド作品ではないので擬似的な立体感ですが、
音楽専門でやっている人間には気が回らない所までこだわっていると思います。しかし登場してくる音が多すぎて映像が浮かぶような
音楽にはなっていません。そこの感覚は音楽専門にやっている人のほうが長けているようです。まだファーストアルバムなのでやりすぎている面がありますが、こなれてくればもっとユニークな表現が出来るようになる事でしょう。
Licht