2010年のアルバムです。独自路線もさらに円熟味が増しています。理屈で理解できないものは感じるしかない。それがフリージャズの定義ですが、それと同じ聴き方をしなければいけません。ポップなフレーズが出てきたと思えば忘却の彼方に消し去られていく。頭で覚えようと思っても追いつきません。感覚で感じるしかないのです。
1. Kajastusmuseo
2. Kivikasan Rauhassa
3. Kohde Haihtuu Ilmaan
4. Niitty Veden Alla
5. Surullinen Kohta Seinässä
6. Maksaruohoja
7. Suosikkiorjalleni
8. Ystävälliset Miekat
9. Älä Koske Lintuja
10. Mestari Ei Väsy
11. Muuttujat, Saattajat
12. Palava Puolukka
13. Suohuuruja
14. Lyön Häntäni Vetoa
エレキだのの電気楽器の出番も増えてきているのでロック色が増していますが、サイケロックともレベルが違います。フィンランドの若き集団が現代に生み出す民族
音楽。民族
音楽って作者が分からないくらい古い歴史を持つものですが、現代の僕たちと変わらない人が民族
音楽を生み出すって、かなりませた感性だと思います。但し、民族で共有する事は無いので民族
音楽とは呼べないものですが。
架空の民族
音楽という発想だと思います。エレクトロニクスも含まれていますから、アナログな響きでも現代的だと思います。土着の民族
音楽も自分で楽器をこしらえて、理論もわからないまま音楽を奏でるところから始まるものだと思います。その感覚に似ていると思います。民族音楽もやがて多くの人で共有する事になると独自の理論、ルールを設ける事になります。例えばインドの民族音楽ですが、それを習得するための修練も課せられるようになります。そこまで行ってしまう前の段階、初期衝動における民族音楽と言う事でロック的な感性だと思います。
Kajastusmuseo