2014年のアルバムです。ポーランドの四人組オーケストラバンドのKwartludiumとのコラボレートになっています。Kwartludiumによる生演奏とJacaszekによるサンプリングミュージックの共演。毎回新しいサンプリング音源を使うので、作品ごとに新鮮な気持ちで聴く事が出来ます。これまでの情緒的な
音楽 ではなく、生演奏が入っているにもかかわらず抽象的なアンビエント作品になっています。
1. Sigh (Les Peupliers)
2. Green Hour
3. A Book Of Lake (Roselière)
4. Garden (Les Sureaux)
5. From A Seashell
6. Circling (Le Pré)
7. Anthem (La Forêt)
8. Kingdom (Les Chênes, Les Bouleaux)
環境
音楽 的な色合いが強いのでしょうか、サンプリング音源も日常の音が多かったりします。生楽器の演奏もそれに合わせたような演奏になっています。プログラミングされた音源を中心とした即興
音楽 のようでもあります。不協和音の連続で、情緒的な
音楽 から一転して緊張感のある
音楽 になっています。あえてあ生演奏でこのスタイルを取る事に意味があるようです。
相変わらずサンプラーのプログラミングの技法は見事です。これまで、ここまでレベルの高いアレンジを構築したミュージシャンは少ないと思います。非楽器な音源での構成が的確で、それに加わる生楽器の音色も計算されたような構成。偶然の産物としても奇跡的でありますが、これを事前に計算してアレンジしているのだとしたら恐ろしいほどの才能だと思います。これに比べたらイーノの作品が子供のように感じられてしまいます。
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