2013年のアルバムです。Balladシリーズが終わったら極端に方向展開してきました。アンビエントなサウンドはBalladシリーズの頃のブームだったみたいで、攻撃的なサンプリングサウンドのアブストラクトなスタイルになっています。マンチェスター出身なので、アシッドな雰囲気も継承しています。
1. Cliodynamics
2. Limit Cycles
3. Ergodicity
4. Fractals
5. Halting Problem
6. Floating Point
7. Quadratic Reciprocity
8. Dedekind Zeta Function
9. Elliptic Curve
10. Inverse Limit
これまでにないくらい攻撃的な
音楽になっています。和音の作り方などはエレクトリックジャズの黎明期のようでもあり、これまでのほんわかした雰囲気に比べると全くの別物になっています。方向性が定まっていないように感じていましたが、マイブームでマイペースに創作活動しているだけなのかもしれません。自分たちのレーベルからのリリースなので、そこは自由が許されています。
限定300枚のビニール盤のみのリリースだったので、現在は入手が困難です。そういう作品が彼らには多いです。経済的に苦しいのか、少し無理してでも普通にリリースしてもらいたいと思います。インディーズですら彼らにとっては不自由な環境なのかもしれません。それほど需要が無いスタイルではありませんし、もう少し無理してくれていいと思います。
Limit Cycles