アメリカのフォーク、カントリー系エレクトロバンドFreelance Whalesの2009年のファーストアルバムです。メンバーはボーカル、ギター、バンジョーのJudah Dadone、ベースのChuck Criss、ドラムのJacob Hyman、ギターのKevin Readです。男女混合バンドで、カントリーやフォークソングとして曲を書いていますが、アレンジはシンセポップの現代的なアレンジになっています。
1. Generator ^ First Floor
2. Hannah
3. Location
4. Channels
5. Starring
6. Kilojoules
7. Broken Horse
8. Danse Flat
9. Ghosting
10. We Could Be Friends
11. Vessels
12. Generator ^ Second Floor
13. The Great Estates
カントリーもフォークもロックのルーツの一つですから、コード構成などはロック、ポップスとかぶります。ですからカントリー系のアレンジにするのも、ポップスとしてアレンジするのも容易でありますが、彼等はそれを共存させています。Taylor Swiftもカントリー系のシンガーソングライターですから、アメリカではポップスとしてのカントリーも確立されています。ですから全く違和感無くヒットチャートに登場してもおかしくないようなヒット性のある曲ばかりです。
とてもインディーズに収まるようなレベルでは無いと思います。作曲能力もアレンジ能力も演奏力もメジャークラスです。ポップ感覚も優れています。インディーズのひねくれた感じが全く無い素直でチャーミングな曲ばかりです。もはやインディーズもメジャーも大差無い状況になっていると思います。自分達だけでここまでプロデュース出来る能力を備えたミュージシャンがゴロゴロいる訳ですから、メジャーの威厳などとっくの昔に地に落ちているのです。素晴らしい作品です。
Full Album