2012年のアルバムです。テクノ、ハウスの手法を継承しながらも、今回はゲストミュージシャンとのコラボレートが楽しめます。二人だけでやるときはインストものですが、ゲストに歌わせることで躍動感も加えることに成功しています。サンプラーも多用するようになっていますが、80年代的なサウンド、使用法によりレトロな雰囲気が満載です。
1. Orbit
2. EFX (feat. Kelela)
3. Eternal
4. Pyjama (feat. Panda Bear)
5. Mist of Time (feat. Laurel Halo)
6. End
7. Vector Spray
8. Inca
9. Do It (feat. Romanthony)
10. Timeline
サウンドはかなり古めかしいものになっていますが、一回りして現在では新鮮に聴こえるのかもしれません。さすがに昔よりもテクノロジーは進化していますので、細部にまでこだわったアレンジになっています。今ではかなり容易に再現出来るスタイルだと思います。既存のループを組み合わせるだけでも作れるような
音楽です。
レトロなサウンドばかりですが、打ち込み、ミキシングに力が入っており、見せ場は沢山あります。それに歌が加わっていますので、よりコマーシャルな作りになっています。いつも部屋にこもってシンセをいじり倒しているようなイメージを受けるくらい、レトロながらも昔のものより凝ったものになっています。それにしても新鮮に聴こえるサウンドが一つもないというのは、私としては聴き続けるのは辛いです。
EFX