2017年のアルバムで現在までの最新作になります。もう普通にポップスを演奏するようになっています。これまでの要素は全て入っていますが曲そのものが普通のポップスになっているので、チリのイメージは全く感じなくなっています。スペイン語で歌っているのでブラジルのミュージシャンと大差無くなっています。やりたい事を突き詰めていけばここに至るとしても、あまりにも素直な表現になっています。
1. Hablar de ti
2. Abrir la puerta
3. Hoy
4. Solo
5. Flor del canelo
6. Cine en tu cama
7. Ojos que no ven
8. Hoy dia me lanzo
9. Las Flores
10. Hasta cuándo con
ポップスになってはいますが、今風のポップスでは無く、80年代っぽい感じですから、特に世界的に売れてやろうという野心が無いようにも感じますし、好きな事をやっているだけなのかもしれません。チリ国内なら歌謡曲として売れるのかもしれませんが、世界的にも多少なりとも注目されていますから、もう少し冒険があってもいいと思いますが、これ以上の事をやる気は無いようです。
ラテンの要素もフォルクローレの要素も西洋では昔から取り入れていますから、普通に西洋のポップスと大差無くなっています。一般的には知られていないようなチリの
音楽 性を広めようとか、そこまでの野心は感じられません。あくまでも誰でも知っているうような
音楽 の枠組みの中で作れる範囲で良いものを作ろうとしているのは伝わってきます。そこには新しいとか、珍しいとか、目立ってやろうとか、顕示欲を抜きにした素直な表現は好感が持てます。
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