2013年のアルバムです。ロックやブルース色が強くなっています。この人もアルバムごとに変身するタイプのようです。一人多重録音だからそこは自由ですし、それだけ引き出しが多い人なのだと思います。アルバムごとにトータルコンセプトを持っていて、同じカラーで作品を作っているようです。手法としては同じで、多重録音してギターが主役です。
1. Sam The Lion
2. We Are Argonauts
3. Spirits And Libations
4. Padawan
5. The Faun Song
6. Père-Lachaise
7. Inland Vs Coastland
8. The Falconer Song
9. Transparency
10. French Radio
11. Blues In A
ギターも弾きかたでいろんな表情を見せる事ができます。クラシックもスパニッシュもジャズもロックも弾き方が違いますから、全く違う表情を見せる事が出来ます。今回は完全にブルースギターの演奏になっています。親指をネックの上に乗せてチョーキングし易い演奏法です。それでブルーノートで演奏すればどんなアレンジでもロック、ブルース色を出す事が出来ます。そうなってくるとジミヘンみたいなサイケな演奏も出てきたりしています。
アレンジもロック的になっていますが、プログレ魂も出てきてドラマティックな展開に持って行こうとします。そこが彼の基本形であり、性なのでしょう。しかし、演奏法、アレンジに統一感を持たせているところがギタリストである前にアーティストである自覚を持っているところです。ギタリストであるだけならば、バンドを結成するとか、そこかのバンドに加入するだけで終わるところですが、それ以上にアーティストであろうとしているからこその一人多重録音になってしまうのです。全てをコントロールする
音楽 プロデューサーとして、プレイヤーとは見えている景色も違うはずです。そしてプレイヤーとしても一流の腕を持っています。
Full Album
VIDEO
スポンサーサイト